「ジェノサイドを終わりに」ウイグル民族への迫害対応を議論 国際フォーラム歓迎式典
- 2023/10/29
- 活動報告

産経新聞 2023/10/29 21:05
中国政府によるウイグル民族への迫害政策について海外の国会議員らと対応策を考える「国際ウイグルフォーラム」の歓迎式典が29日、東京都内のホテルで開かれた。ウイグル問題に取り組む国内外の議員や学者、ジャーナリストらが親交を深め、ウイグル人が直面する深刻な人権侵害行為の収束に向けて連携する考えを共有した。
フォーラムは30、31両日に国会内で開かれ、海外の国会議員約30人を含む約150人が出席を予定する。超党派の「中国による人権侵害を究明し行動する議員連盟」や亡命ウイグル人組織「世界ウイグル会議」(本部・ドイツ)などが共催する。
同議連の副会長を務める自民党の下村博文元文部科学相は式典で、「日本はアジア太平洋地域で、ウイグル族に対する現在進行中の残虐行為を公に非難し、認めた最初の国だ」と述べ、「中国に対し、諸外国と戦略的パートナーシップを強固にし、アジアの平和的発展の道を築いていく」と強調した。
世界ウイグル会議のドルクン・エイサ議長は、「皆さんのイシニアチブで、ウイグルへのジェノサイド(集団殺害)を終わりにすることができるだろう」と述べ、出席者に結束を呼びかけた。
式典には自民党の中谷元前首相補佐官(国際人権問題担当)や片山さつき元地方創生担当相、英利アルフィヤ衆院議員、立憲民主党の桜井周衆院議員らが出席した。
https://www.sankei.com/article/20231029-NODGNAG5GZPDRKA3JDSSKQHZIM/