ウイグル族の労働環境に懸念、ILOが中国に改善要求
- 2022/2/14
- ウイグル情勢
共同通信 2022/2/14
【ジュネーブ共同】国際労働機関(ILO)は各国によるILO条約履行状況を検証した年次報告書を14日までに公表し、中国新疆ウイグル自治区でウイグル族が置かれている労働環境に「深い懸念」を表明、ウイグル族などの少数民族が雇用機会や待遇で差別的扱いを受けないよう、中国に改善を求めた。
ILOは10日付の報告書で、ウイグル族などのイスラム教徒少数民族が「再教育」の名の下、強制労働に動員されていると、国際労働組合総連合(ITUC)が指摘したことに言及。中国に対し宗教や政治的立場、人種などで差別せず、機会均等を促進するような制度とするよう呼び掛けた。
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