ウイグル族学者の初公判 中国当局「新疆独立呼びかけていた」 弁護側「安定望んだだけ」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140917/chn14091711330004-n1.htm
2014.9.17 11:33 [中国]
中国で新疆ウイグル自治区の現状などについて積極的に発言し、当局により国家分裂罪で起訴されたウイグル族学者、イリハム・トフティ氏の初公判が17日、同自治区ウルムチ市の中級人民法院(地裁)で開かれる。地裁関係者が明らかにした。
ウルムチ市の公安局は、イリハム氏について「インターネットを使って新疆の独立を呼び掛けていた。捜査の結果、国家の分裂活動をしていた証拠が見つかった」としている。一方、同氏は弁護士に対して「(国家の)分裂を支持したことはなく、新疆の自治改善や民主化、民族関係の安定を望んでいるだけだ」と主張し、無罪を訴えている。
ウイグル族内で穏健派とみられていたイリハム氏が有罪となれば、抑圧的な統治に対する反発が国内外で広がりそうだ。(共同)