「家族の消息分からない」 レテプ・アフメット氏講演 群馬「正論」懇話会
- 2024/6/28
- 活動報告
産経新聞 2024/6/28 17:38
群馬「正論」懇話会の第66回講演会が28日、前橋市の前橋商工会議所会館で開かれ、日本ウイグル協会会長、レテプ・アフメット氏が「進行中のウイグルジェノサイド(集団殺害)の実態」と題して講演した。
中国政府によるウイグル人迫害をめぐっては、大規模な強制収容などが国際問題となっている。アフメット氏は「強制収容施設では洗脳、拷問、虐待が横行している」と指摘。「(収容され、)残された家族には、監視カメラや中国政府派遣の職員が寝泊りするなど、想像を絶する監視が行われている」と述べた。
また、「中国政府は『再教育施設』の運用を2019年に終了したと主張するが、「(強制収容された)私の家族はいまだに消息が分からない」と反論。欧米に比べて制裁などに消極的な日本政府の対応に苦言を呈した。
https://www.sankei.com/article/20240628-AOQ6DXLI3ZPLLG3THI4G4OIR6E/