※本講演会の案内は、こちらのページをご覧ください。
2011年12月3日 日本の対中援助~ウイグル、チベットを侵食する「援助」を知る勉強会~
2011年12月3日 日本の対中援助~ウイグル、チベットを侵食する「援助」を知る勉強会~ 報告
12月3日(土)、品川区総合区民会館の大会議室にて、ジャーナリストの青木直人先生をお迎えして『日本の対中援助~ウイグル、チベットを侵食する援助を知る勉強会~』を行いました。
2時間の青木先生のお話の後、数問の質疑応答に応えるという形で行われましたが、最初から最後まで非常に緊張感のある勉強会になりました。
対中ODAの概要、歴史、中国の対外援助の実態などについて触れたのち、ウイグル、チベット、さらには中国東北地方など広範囲に及ぶ日本の援助の実態、さらにはそのような地域に融資を行っている国際的な金融機関の実状をお話頂きました。
青木先生のお話を拝聴し改めて感じたことは、今まで日本が行ってきた中国への援助が、いかに政府開発援助大綱、いわゆるODA大綱の基本理念とは異なる方向性を持って行われてきたのかということです。
そして、それがウイグル、チベットを侵食し、中国の民族浄化政策を促進し兼ねないインフラ整備などに利用されているのだとすれば、私達も到底、黙認する事は出来ません。今回の勉強会が、一人でも多く方の心に響き、一人でも多くの日本国民にこの実態が周知されることを願ってやみません。
今回、青木先生には講演の企画の段階から様々なアドバイスを頂き、本当に意義のある勉強会を行う事が出来ました。
心から御礼を申し上げます。
そして、12月の週末夜にも関わらずご参加頂きました皆様、本当に有難うございました。
ご参加頂いた皆様に、大変僭越ながら御願いをしたいことは、この現状を一人でも多くの方に伝播させていく役割を担って頂きたいということです。
この広がり、この私達の声は、間接的ながらも民族浄化政策の渦中にいるウイグルやチベット、さらに南モンゴルに連帯することに繋がるはずです。
心よりお願い申し上げます。
最後になりますが、青木先生、ご参加頂いた全ての皆様に重ねて御礼を申し上げ、簡単ではありますが報告とさせていただきます。有難うございました。 |