「消えない傷を心に残した」 ウイグル人女性、中国の強制収容所での体験を涙で語る

Christian Today 2021/7/25

ウイグル人女性のトゥルスネイ・ジヤウドゥンさんが14日、米首都ワシントンで開催された「国際信教の自由サミット」(英語)でスピーチし、中国の強制収容所での経験が「消えない傷を心に残した」と述べ、宗教的な迫害を生き延びた一人として自らの体験を涙ながらに語った。

中国共産党は、国内の少数民族から文化やアイデンティティーを奪い、国家の忠実な下僕にするために彼らを強制収容所に収容しており、ウイグル人であるジヤウドゥンさんは特にひどい扱いを受けたという。

「私は2回収容所に収容されました。2回目は1回目よりさらに非人道的に扱われ、その経験は私の心に消えない傷を残しました。2回目の収容所には、2018年3月に連れて行かれ、1年近く収容されました。収容所には刑務所のような新しい建物が数多くありました。それらの中にはたくさんの監視カメラがあり、たくさんの人々がいました。また、武装した警官の姿を常に目にしました。私たちは、プロパガンダ映画を見せられたり、中国の法律を教えられたり、中国の『赤い』歌を教えられたり、中国共産党への忠誠の誓いを立てさせられたりしました。私たちは常に恐怖の中で生活していました。叫び声や泣き声を聞きながら、彼らに起こっていることが自分たちにも起こるのではないかと思い、恐怖の中で日々を過ごしました」

ジヤウドゥンさんをはじめとするウイグル人女性たちは、看守から性的暴行も受けたという。

「ある時、私は20代の若い女性と一緒に連れ出されました。収容所の警官の隣に、スーツを着て口にマスクをした男がいました。夜の何時ごろだったのかも覚えていません。彼らは若い女性をレイプしました。私も3人の漢民族の警官によってレイプされました。彼らは、いつもこのように女性を独房から連れ出しており、まさにやりたい放題でした。時には、死にそうな状態でやっと戻された女性もいました。何人かの女性はそのまま姿を消しました」

2月に掲載された英公共放送BBCのインタビューに答えたときと同じように、ジヤウドゥンさんは、収容所の中で発狂する女性もいたと証言し、さらに「何人かの女性が血を流して死んでいくのを実際に見た」と述べた。

収容所での過酷な経験から数年が経過し、体が自由になり、声も出るようになったものの、今も収容されていたときの悪夢にうなされ、深く苦しんでいる。現在は、米政府と人権団体「ウイグル人権プロジェクト」(UHRP)の支援を受けて米国に移住。収容されていたときの記憶は「短剣で切られたような」思いにさせるが、自分の身に起きたことを話していかなければならないと感じているという。

「私が収容所で経験したことは、私の同胞のウイグル人にも起こっていることですから、私は声を上げなければなりません。何百万人ものウイグル人が現在も苦しんでおり、彼らが生き延びているのは、この世界に正義があるという希望と信念を持っているからに他ならないのです。収容所生活を生き延びた者として、生き延びられなかったすべての人々、そして地獄絵図の中に閉じ込められ、外の世界に希望を託している東トルキスタンの人々の声を代弁することを、私は1分たりとも止めはしません」

ジヤウドゥンさんはそう誓い、最後には「私の同胞をこの圧政から救ってください。そして、彼らの自由を確保するために行動を起こしてください」と聴衆に訴えた。

ジヤウドゥンさんのスピーチに先立って上映された紹介ビデオでは、宗教的迫害の被害者に代わって通訳者が、中国政府の「力による残忍な同化政策」の規模について説明。2016年以降、100万から300万人のウイグル人や他のチュルク系イスラム教徒が収容所に収容されてきたとし、収容者らは性的暴行に加え、強制労働や強制不妊手術を強いられていると伝えた。

米国際開発庁のサマンサ・パワー長官は事前収録された動画で出演し、強制収容されていた別のウイグル人女性、ズムレット・ダウトさんの体験を紹介した。

「2018年、ダウトさんは地元の警察署に出頭するように言われ、警察署で尋問を受け、黒いフードと足かせをつけられて収容所に連れて行かれ、男性看守の前で囚人服に着替えさせられました」

パワー氏は、3児の母であるダウトさんが、4人目の子どもを望んでいたにもかかわらず、さらなる収容と引き換えに強制不妊手術を受けることになったと説明した。

収容所に送られなかったウイグル人も、中国政府の監視下に置かれている。ウイグル系米国人弁護士のヌリー・ターケル氏は、「大規模な監視と迫害におけるテクノロジーの台頭」と題したパネルディスカッションで、中国政府がウイグル人迫害の一環として採用している「デジタル権威主義」について語った。それによると、中国政府は顔認識機能を搭載したビデオカメラを使うなど高度なテクノロジーを駆使し、生活のあらゆる側面を支配しているという。「ウイグル人が公園や銀行、ショッピングモール、店舗に入るためには、至る所にあるチェックポイントでIDカードをスキャンしなければなりません。これらのスキャナーは治安システムと連携しており、危険人物と判断された場合は、入場を拒否されてしまいます」

ターケル氏によると、ウイグル人は住居の外に、居住者情報や居住者の「信用度」が分かるQRコードを貼られたり、ネット上の行動履歴をすべて記録するスパイウェアを義務的に搭載した携帯電話を使用させられたりしているという。ターケル氏は、プライベートなメールの内容が原因で拘束された人もいると強調し、「ウイグル人たちは中国政府の監視の目から逃れる行動を取れないのです」と嘆いた。

https://www.christiantoday.co.jp/articles/29769/20210725/uyghur-woman-tearfully-recalls-inhumane-treatment-in-china.htm

在日ウイグル人証言録

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