日本ウイグル協会は、カナダ議会及びオランダ議会のジェノサイド認定を歓迎する

2021年2月22日、カナダ議会(下院)は中国政府が東トルキスタン(新疆ウイグル自治区)でウイグル人及び他のテュルク系住民に対してジェノサイド(民族大量虐殺)を行っていると認定する決議案を採択(賛成266、反対0で可決)した。決議案はトルドー政権にこれを公式見解とするよう求めている。当議決では、来年の北京冬季オリンピックの移転にも言及し、「ジェノサイド」が今後も続く場合、国際オリンピック委員会(IOC)に対して、2022年に予定されている北京冬季五輪の開催地変更を求める修正案も採択した。

また、2021年2月26日、オランダ議会もウイグル人の状況について「ジェノサイド(民族大量虐殺)」と認定する動議を可決した。欧州ではオランダが初めてとなる。動議は「ウイグル人へのジェノサイドが進行中である」と指摘している。欧州メディアによると、欧州の複数の議会で同様の動議を出す動きがあるという。

日本ウイグル協会は、カナダ議会及びオランダ議会の議決を心より歓迎し、尽力してくださった議員の皆様に感謝する。

2016年からウイグル全土で大規模な強制収容施設が作られ、2018年から国際社会の注目を集めた。中国政府はウイグルで1000か所を超える強制収容施設を建設し、300万人以上のテュルク系住民を収容している。ウイグル人や他のテュルク系住民は恣意的に逮捕され、中国共産党のプロパガンダや洗脳を強いられている。元収容者の証言や各国の情報機関の報告書によると、収容施設で恐ろしい拷問や虐待も行われ、多くの死者が出ていることも確認された。また、2021年2月3日のBBCの報道では、収容施設でウイグル人女性らに対して組織的な性的暴行が行われていることも明らかになった。

1948年、国連総会において「ジェノサイド条約」が採択され、特定の民族や種族に対する集団殺害は国際法上の犯罪と確認した。中国も該条約に加入している。現在、中国政府によるウイグル人らに対する恣意的逮捕、拷問、虐待、そして文化的崩壊などの人権侵害は「ジェノサイド」そのものと国際社会が認めつつある。

ウイグルで起きていることが「ジェノサイド」や「人道に対する罪」に該当する。これは数年前から報告されていたことである。しかし、国際社会は実効性ある対応をほとんど取って来なかった。国連などの国際機関は沈黙を貫き、意味のない声明を繰り返し、具体的な行動を放置していた。深刻な実態を把握しながら対処できない。残念ながらこれが国連の現実である。

ウイグルでの強制収容の深刻な実態が世界に伝えられたことを受け、2021年1月19日に、アメリカ政府が国際法上の犯罪となる「ジェノサイド」及び「人道に対する罪」に認定した。アメリカ、カナダ、オランダと世界各国に広がりつつあるジェノサイド認定は、不幸を強いられたウイグル人を含むテュルク系民族に対して朗報であると同時に、この悪夢を終わらせるために欠かせない画期的に行動である。

日本ウイグル協会は在日のウイグル人を代表し、カナダ議会及びオランダ議会の議決を歓迎すると同時に、平和や平等を大事にする日本国民、また欧米諸国と同じく普遍的価値観を共有する日本政府、日本の国会においても、恐ろしい人道犯罪を犯している中国に対して、明確な態度を示すよう呼び掛ける。

2021年2月27日
日本ウイグル協会

東トルキスタンの国旗

東トルキスタンの国章

東トルキスタンの国歌

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