2019年12月22日、香港島中心部の公園で、中国政府から非人道的な扱いを受けているウイグル人への連帯と支援を呼びかける、学生団体主催の抗議行動が行なわれた。
香港人の抗議行動と時を同じくして、東京・新橋SL広場にて、日本ウイグル協会主催のウイグル・香港連帯抗議行動が行なわれた。(当日はTRUMP応援団さんが、SL広場を使う予定になっていたが、ご厚意により同じ場所で開催させて頂けることになった。深く感謝する。)
冷たい雨の中、多くの在日ウイグル人、ウイグル支援者、香港人が集まり、心ある香港人の勇気ある行動に連帯を示し、中国政府の暴力的で、非人道的な振る舞いに抗議の声を上げた。
香港で行われた抗議行動では、数千人の参加者が「“香港の新疆化”を許してはならない」などと訴え、香港の自由を奪う中国共産党への危機感を露わにした。また、「ウイグル人とともに立ち上がろう」などと訴え、中国政府からの非人道的な扱いに苦しむウイグル人への連帯の意思を示してくれた。更に、東トルキスタンの国旗が、中国共産党支配下の地で行なわれた市民の抗議行動の現場で振るわれるのは画期的なことである。
私たち日本ウイグル協会は、香港人の勇気ある行動に感謝し、連帯を表明する。それと同時に、抗議行動に参加した香港人に対する警察の暴力に強い憤りを感じており、最も強い言葉で非難する。
中国共産党が最も恐れるのは自由と民主主義であり、時代と歴史の流れに逆行する極めて危険な思想である。そして、世界の普遍的価値感や人類の平和的発展にとっても大きな脅威であることは明らかだ。
にも関わらず、多くの国の政治家たちが目先の利害関係を優先し、中国政府の暴力的で非人道的な振る舞いを黙認している。
そんな中、自由を守るための闘いを貫いでいる香港人の勇気と固い意思に、私たちウイグル人の心が打たれている。私たちウイグル人は香港人に勇気づけられた。香港人の皆様、ありがとうございました。私たちウイグル人は、香港人と共に自由のための闘いを続ける。
2019年12月24日
日本ウイグル協会