日本政府への請願書


私たち在日ウイグル人(ウイグル系日本人を含む)は、中国による21世紀最悪の強制収容と人道に対する罪を黙認せず、事態改善に積極的に関与するよう、日本政府に以下の事項をお願い申し上げます。

1. 欧米諸国が国際舞台で事態を明確に非難し、事態改善への圧力をかけている。特に米議会は、人道に対する罪にあたると強く非難し、責任者らの制裁を求めている。日本も加わって頂きたい。
2. 国連、欧州議会、米議会などが無条件での現地調査を中国政府に要求している。日本も加わって頂きたい。
3. 米議会、欧州議会、その他複数の国の議会が公聴会を開いたりして事態把握や国際世論を動かす姿勢を見せている。また、人道的な観点から事態を非難する声明も発表している。日本も同様な行動を取って頂きたい。せめて、各省庁(文部省、法務省等)レベルで話を聞く機会を頂きたい。
4. 邦人保護の観点から、帰化したウイグル系日本人らが理由も無く何年も家族と連絡が取れず、家族の安否確認ができない状況について、中国大使館に是正勧告をして頂きたい。日本のパスポートを持って世界中どこにでも安心して行けるのに、生まれ育った故郷にだけ怖くて行けない状況について、中国大使館に是正勧告をして頂きたい。
5. 人道的観点から、中国国籍の在日ウイグル人(社会人、留学生)らが理由も無く何年も家族と連絡が取れず、家族の安否確認ができない状況について、中国大使館に是正勧告をして頂きたい。
6. 中国国籍の在日ウイグル人(社会人、留学生)らのパスポート更新を、ウイグル人に生まれたことを理由に公然と拒否している状況について、中国大使館に是正勧告をして頂きたい。
7. 帰化手続きの際に、現地から必要な書類(家族証明等)を取り寄せることが不可能な現実を考慮した柔軟な対応(特例措置)を取って頂きたい。
8. 大学や大学院への入学・進学手続きの際に、現地から必要な書類(成績証明書等)を取り寄せることが不可能な現実を考慮した柔軟な対応(特例措置)を取って頂きたい。また、帰化した在日ウイグル人が身元保証人となった場合、その親戚関係を証明する書類を現地から取り寄せる事が不可能な現実を考慮した柔軟な対応(特例措置)を取って頂きたい。
9. パスポートを更新できない(大使館に不当に拒否されたため)、親からの仕送りが止まる(連絡が取れないため)等の理由で退学させられたり、不法滞在せざるを得ない状況に陥ったりするケースを防ぐための対策を講じて頂きたい。(相談窓口を設ける等)
10. 諸外国から日本への移住・定住を希望するウイグル人(優秀な知識人、専門職、労働者)の受け入れ対策を講じて頂きたい。極めて親日派でありながら人道の危機にさらされているウイグル人らを、諸外国の国連機関と連携して救済し、日本へ受け入れて頂きたい。
11. 専門家から事情を聴くなどをして事態の深刻さをきちんと把握して頂きたい。そして、戦争で行き場を失った人々と変わらないぐらいの状況に置かれている悲惨な現実を考慮し、行き場のないウイグル人らを難民として受け入れることも検討して頂きたい。
12. 中国当局が、在日ウイグル人ら(ウイグル系日本人を含む)の家族を人質に取り、日本国内でのスパイ行為を強要したり、脅迫したりしている現実をきちんと調査し、毅然とした法的措置を取って頂きたい。(最近複数回にわたり米議会に提出されている法案にも同様の内容が含まれている)
13. 現地の状況を劇的に変えることができないにしても、せめて、在日ウイグル人の被害状況をまともに調査し、日本国内で絶望的な状況に苦しむウイグル人らを、人道的観点から保護する対策を講じて頂きたい。

在日ウイグル人
NPO法人 日本ウイグル協会
2019年9月30日 参議院会館