中華人民共和国建国記念日に対する日本ウイグル協会声明


日本ウイグル協会声明

 

中華人民共和国建国記念日は、アジアの、そして世界の災厄の日だ!

64年前の1949年10月1日、中国共産党は権力を奪取し中華人民共和国という共産党一党独裁政権を樹立した。この日を中国共産党は今も、植民地からの解放、歴史的な共産主義政権樹立の日として祝っている。しかしあえて言う、私達ウイグル人、モンゴル人、チベット人などにとって、この日は民族自決権を失い、民族として滅ぼされていく悲劇の始まりであった。

1944年11月12日、ウイグル民衆は決起し、漢民族支配を自力で打ち破って東トルキスタン共和国を建国した。しかし1949年、当時のウイグル人指導者たちは、毛沢東に招かれて北京に向かう途中、飛行機事故により全員バイカル湖付近で失踪したと伝えられている。その後、ウイグルに吹き荒れたのは、徹底的な民族弾圧、宗教弾圧、ウイグル文化伝統の破壊の歴史であり、それは今もなお続いている。
学校教育からのウイグル語の排除、学校や職場でのウイグル語のコミュニケーションの制限、幼児からの漢語教育の押しつけ、また
モスクで祈りをささげることや伝統的なウイグル衣装などが厳しく制限されている中で、ウイグル民衆は必死の抵抗を続けているのだ。
そして、中華人民共和国はチベットに対しても、1950年に侵略を開始、59年にダライラマ法王はインドに亡命している。その後チベットは現在に至るまで、中国共産党の弾圧、虐殺、そして誤った政策により120万人の犠牲を生み、現在チベット人たちは最終手段として焼身自殺まで行って、民族自決と法王のチベット帰還を訴えている。南モンゴルは1947年の時点で中国共産党の影響下に置かれ、大量の漢人が流入し、1966年の人民革命党事件以後、数十万人のモンゴル人が弾圧で命を落とした。
中国共産党政府は、漢人に対しても自由と人権を奪い、文化大革命、天安門事件、そして現在まで続く血の弾圧を続けている。一方対外的には、北朝鮮やカンボジアのような独裁政権を支持し、現在は軍拡と覇権主義、他国でアジアと世界の平和を脅かしている。まさに中華人民共和国の建国こそが、中国の、そして世界に対する巨大な災厄であった。
我々日本ウイグル協会は、この10月1日を歴史の悲劇の一日とみなし、世界の平和のため、全ての民族の自決権のため、自由と人権のためには一刻も早くこの中華人民共和国が民主化されなければならないこと、そしてすべての民族がその自決権を回復し、それぞれの平和な発展を迎えられる日まで運動を継続することを宣言する。

2013年10月1日
日本ウイグル協会