エルシデン・イスライル氏が強制送還、同日には彼の地元で20人以上のウイグル人青年が拘束
- 2011/6/27
- お知らせ
エルシデン・イスライル氏が強制送還、同日には彼の地元で
20人以上のウイグル人青年が拘束
RFA 2011.06.02
カザフスタンに亡命し国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の政治難民認定を受けていたウイグル人エルシデン・イスライル氏の弁護士と複数の人権団体が、彼が既に中国に強制送還されており、いまや命が危険にさらされていることを明らかにした。
彼の弁護士だったユリ・セルギウィッチ氏は、カザフスタン当局から入手した情報を基に、エルシデン・イスライル氏がカザフスタンとの国境近くにある町コルガスに連行されていたことを明らかにした。
RFAの記者が入手した情報によると、中国の警察隊が今週の火曜日に、エルシデン・イスライル氏をコルガス経由でウルムチへ連行した。彼を連行した12人の警察隊の中には、デリムラットとヤルクンという名前の2人のウイグル人警察も含まれていた。
また、エルシデン・イスライル氏の家族らが提供した情報によると、エルシデン・イスライル氏がコルガスに連行されてきた当日の夜中には、彼の地元であるスイドング村から20人以上のウイグル人青年が中国当局に拘束された。今のところ、彼らの拘束とエルシデン・イスライル氏の件の関係については分かっていない。
本日は、フリーダムハウスなど複数の人権団体が声明を発表し、欧州安全保障協力機構の加盟国、そして国連の難民保護に関する条約・法律に署名しているカザフスタンの今回行動は絶対に受け入れられないものであるとカザフスタン政府を強く非難した。
http://www.rfa.org/uyghur/xewerler/qisqa_xewerler/ershidin-israil-06022011175138.html