拷問で2週ごとに死者、女性集め不妊手術…亡命のウイグル自治区元警察官インタビュー詳報
- 2026/5/6
- ウイグル情勢

産経新聞 2026/5/5 18:01
中国新疆ウイグル自治区の元警察官、張亜博氏が亡命先のドイツで産経新聞の取材に応じ、少数民族ウイグル族に対する強制労働の実態を明かした。インタビュー要旨は以下の通り。
2017年に収容急増
私は14年、新疆ウイグル自治区で警察官になり、南部のホータン地区に配属された。拘置所の監視を担当した。本来は判決前の被告を収容する場所だが、現実にはウイグル族の拘束施設になっていた。トルコの親戚に電話をかけたり、イスラム教聖典コーランを持っていたりすると分離主義者の疑いがあるとして、連れてこられる。日本やトルコ、エジプトなど「危険国」への旅行、旅券の申請も拘束の理由になりうる。私が着任したときは15~20人が収容されていた。17年に急増し、約40人になった。
収容された男性は頭を丸刈りにされ、鉄格子で仕切られた部屋に押し込められる。イスラム教徒にとって禁忌である豚肉を出し、「原理主義者」かどうかを試そうとする施設もある。被収容者は毎朝、中国の国歌を歌い、共産党政権をたたえるビデオを見て自分の罪の反省文を書かされる。徹底した思想教育だ。
鉄の鎖で一昼夜つるす
当局に容疑を通報すると報酬が出る。10年前のことも言いがかりの理由になるので、住民台帳を管理する役所はスパイが多かった。35人を通報し、2万元(約46万円)もうけた役人もいた。
被収容者への拷問は、掛け布団や靴の置き場所が悪いなど、ささいなことが口実になる。約2週間ごとに死者が出た。17年ごろ、20歳ぐらいの若者が手首を鉄の鎖で縛られ、鉄棒につるされたのを見た。顔に覆いをかけたまま、一昼夜放置された。後ろ手に手錠をかけて空き缶の上に膝まずかせ、ヤナギを束ねた鞭で背中を殴打することもあった。私は移送の監視役として、尋問室から出て来る彼らの状態を調べた。体中に殴打の跡があり、手の指を折られていることもあった。
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https://www.sankei.com/article/20260505-BMNQE6QCSNJ6RAAC3SPQL6P6EQ/






















