ウイグル人の命を弄ぶタイ政府の強制送還40人
- 2025/3/25
- ウイグル情勢

日本ウイグル協会会長 レテプ・アフメット
産経新聞 2025/3/23 12:00
タイ政府は2月27日、不法入国の疑いで11年近く収監していたウイグル人40人を中国に送還したと発表した。
強制送還を巡り国際社会からは批判が相次いでいる。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は同日、保護を求める人を迫害の恐れのある国に送り返してはならないという国際法の原則に違反していると主張。3月13日には欧州議会がタイ政府を非難する決議を採択し、翌14日、ルビオ米国務長官は強制送還に関与したタイ政府の現・元職員へのビザ(査証)の発給を制限すると発表した。
不法入国者を拘束し国外追放することは問題ではない。迫害を受けると知りながら、UNHCRの介入や第三国の受け入れの申し出を拒否し、経済支援と引き換えにウイグル人の命を取引材料として弄んでいることが問題なのだ。
この記事の続きを読むには有料プランに登録する必要がございます。
https://www.sankei.com/article/20250323-IEGAUY2Q7JPLRARW4H5O4R3ZHU/