ウイグル知識人にノーベル平和賞を 「法を守れ」の声すら封殺する中国 レテプ・アフメット
- 2024/10/7
- ウイグル情勢

産経新聞 2024/10/6 08:00
8月27日、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は、中国が新疆ウイグル自治区で問題のある多数の法律や政策を依然として導入しているとの見解を示し、中国当局に対し、人権侵害の実態調査を求めた。2年前にも中国のウイグル人に対する侵害行為について「人道に対する罪を含む、国際犯罪の遂行」に当たる可能性があると報告書で指摘している。
中国当局がウイグル人社会に問題のある多数の法律を導入しているのは事実だが、それらの法律でさえ、警察は無視し、やりたい放題の無法地帯である。象徴する事例が、獄中のノーベル平和賞候補イリハム・トフティ氏のケースである。
イリハム氏は、北京の中央民族大学の経済学者で、自治法を含む各法律で認められたウイグル人の権利擁護を求める言論活動に身を投じ、「中国に屈しないウイグル知識人」として国際的に知られる学者だった。
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https://www.sankei.com/article/20241006-I4X74O3OPFKGJPA45E7X4YMWJE/