ウルムチ騒乱15年、在日ウイグル人が追悼集会「関心を持ち続けて」
- 2024/7/8
- 活動報告
朝日新聞 2024/7/5
中国新疆ウイグル自治区で2009年、漢族と少数民族ウイグル族が衝突して多数の死傷者が出たウルムチ騒乱から5日で15年となる。在日ウイグル人らで作る日本ウイグル協会が4日、東京都内で追悼集会を開いた。
ウイグル協会のレテプ・アフメット会長は冒頭のあいさつで、騒乱後に拘束された多くのウイグル人が行方不明のままだと主張。「いまだに犠牲者の全容が分かっていない」と話した。ウイグル人の強制労働で作られた商品が流通していると指摘されている問題についても、「意図せず弾圧に加担しないために、関心を持ち続けて欲しい」と訴えた。
また、中国政府によるウイグル語教育の廃止やモスク取り壊しなどで伝統的な文化環境が失われているとし、「ウイグル人の信仰は過去のものになりつつある」と話した。(鈴木峻)