甘利氏「非民主に活用させない」ウイグル監視に懸念
- 2023/2/4
- ウイグル情勢

産経新聞 2023/2/4
自民党の経済安全保障推進本部長を務める甘利明前幹事長は3日、中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区でウイグル人を取り締まる監視カメラに日本企業の部品が供給されている疑いについて、「非民主的に活用され得る技術が(中国に)渡らないようにしていくことが大事だ。最先端技術のサプライチェーンにおける取り扱いは考えないといけない」と懸念を示した。党本部で記者団に語った。
「監視カメラや顔認証技術の精度の向上は、強権国家にとって、対象者が増えようが、まったく障害にならなくなる。何億人いようが秒単位で把握できてしまうのは、技術の進歩の負の側面だ」とも指摘した。
日本ウイグル協会などは1月19日、同自治区で運用される中国のメーカー大手「杭州海康威視数字技術」(ハイクビジョン)の監視カメラに、日本の電子部品メーカー大手など7社のセンサーやメモリーが確認されたと明らかにした。
https://www.sankei.com/article/20230204-SSLY6OOIHRNATM2W4PDVW5J5OA/