国連の人権理事会“ウイグル”討論、中国などの反対で阻止 世界ウイグル会議総裁、日本政府にも居留許可など支援求める
- 2022/10/8
- 活動報告

日テレNEWS 2022/10/7
国連の人権理事会で6日、新疆ウイグル自治区の人権侵害をめぐる討論の開催が中国などの反対で阻止されました。
国連人権理事会では6日、新疆ウイグル自治区をめぐる人権侵害の状況について討論を行うことが提案されましたが、強硬に反対する中国とこれに同調する国が、欧米や日本など賛成する国々を上回り否決されました。国連などでの中国の影響力拡大が改めて裏付けられたかたちです。
こうした中、亡命したウイグルの人々でつくる「世界ウイグル会議」のエイサ総裁は日本テレビの取材に対し、日本などにこの問題で中国への圧力を強めるよう訴えました。
ドルクン・エイサ総裁「ウイグルで起きているのは、人権侵害の域を超えている。日本にも“ジェノサイド”だと認めてほしい。これは必須だ」
ジェノサイドとは特定のコミュニティーや民族への虐殺を指し、1940年代に起きたナチス・ドイツによるユダヤ人の大量虐殺・ホロコーストが認定されています。
エイサ総裁はまた、各国で難民申請をするウイグルの人々について「中国に送り返されれば彼らは姿を消してしまう。死刑になった難民もいる」として、日本政府にも居留の許可などを通じた支援を求めました。
ドルクン・エイサ総裁「空虚な約束では不十分だ。具体的な行動を求める。日本には隣の国で“ジェノサイド”が起きているのだから、国際社会でも積極的な姿勢を示してほしい 」
https://news.ntv.co.jp/category/international/0204a7460ade4dc7a198916c2fd6cf5d