「とてつもなく大きな圧力」に中国の影 国連「ウイグル報告」40カ国が公表反対
- 2022/8/27
- ウイグル情勢
zakzak 2022/8/26
バチェレ国連人権高等弁務官は25日、少数民族のウイグル族への人権侵害が懸念されている中国新疆ウイグル自治区を巡る報告書の公表について「40カ国か、それぐらいの数の国」から反対する書簡を受け取っていたと明らかにした。バチェレ氏は任期満了に伴う8月末の退任までに公表するとしている。
記者会見でバチェレ氏は、公表に賛否双方の立場の国や市民団体から「とてつもなく大きな圧力がかけられてきた」と認めたが「公表の是非は、圧力には左右されないと保証する」と強調した。ロイター通信は7月、中国が報告書の公表を阻止しようとして複数の国に書簡を送るなど、外交工作を展開していたと報じていた。
バチェレ氏は退任前の報告書公表について「約束したことを実現するために尽力している最中だ」と言及した。 (共同)
https://www.zakzak.co.jp/article/20220826-E7J7G2NGWVKMVNF5GFEBMKEE2Q/