弾圧や離散の実情伝える ウイグル協会が楽曲発表
- 2022/6/18
- 活動報告

産経新聞 2022/6/17
中国・新疆ウイグル自治区の人権状況に関心を持ってもらおうと、NPO法人「日本ウイグル協会」(東京)は17日、ウイグル人の家族の心情を歌った楽曲を発表した。自治区では、中国当局によりウイグル族などのイスラム教少数民族への弾圧強制的に収容されるなどの問題が各国から指摘されている。弾圧の影響で国内外に離散するケースも多い。
楽曲は「ウイグルの子守唄」。離れ離れになった親子が対話するような歌詞が特徴。ウイグル語、日本語、英語で収録され、米アップルの音楽の定額配信サービス「アップルミュージック」などで配信される予定。収益はウイグル協会の人権活動に役立てる。
北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさん(57)=拉致当時(13)=らを描いた映画「めぐみへの誓い」の監督、野伏翔さん(70)が作詞作曲を手がけた。
野伏さんは在日ウイグル人との出会いを通じ、弾圧の現状を知ったといい、「彼らの身に起きていることを知り、義憤と悲しみから何とかしたいと思った。音楽は国境をこえる」と話した。
https://www.sankei.com/article/20220617-72M4ESFZ4BKR3L3DEI5FAW6IRA/