米、中国当局者のビザ制限 ウイグル弾圧、停止要求
- 2022/3/23
- ウイグル情勢
産経新聞 2022/3/22
ブリンケン米国務長官は21日、中国の国内外で少数民族の抑圧に関与したとされる中国政府当局者の査証(ビザ)発給を制限すると発表した。新疆ウイグル自治区の少数民族ウイグル族に対する「ジェノサイド(民族大量虐殺)」や、米国で活動するウイグル系米国人らへの弾圧をやめるよう中国政府に求める声明を出した。
ビザ発給を制限する当局者の名前や肩書は公表していない。人権外交を掲げるバイデン米政権は中国政府による少数民族抑圧に厳しく対応する構え。中国の反発は確実だ。
ブリンケン氏は21日、首都ワシントンのホロコースト記念博物館で演説し「中国政府は新疆で、大多数がイスラム教徒のウイグル族に対し、ジェノサイドや人道に対する罪を犯し続けている」と非難した。声明でも「民族的、宗教的な少数派に嫌がらせをして、脅して監視し、拉致する中国政府当局者の取り組みを拒絶する」と指摘した。(共同)
https://www.sankei.com/article/20220322-YR3TX3XFIJOABCPS7XOAWJQXKQ/