2011年7月2日(土)「7・5ウルムチ虐殺二周年抗議デモ」報告
- 2011/7/2
- 活動報告
2011年7月2日(土)「7・5ウルムチ虐殺二周年抗議デモ」報告
本日7月2日、7・5ウルムチ事件二周年を迎え、中国大使館前抗議と、抗議デモを日本ウイグル協会主催で行いました。 大使館前抗議には十数名の方に参加頂き、写真撮影者を含む5人ずつ4組で抗議を行いました。 大使館前抗議の後、15:30から常盤橋公園集合でデモ行進を行いました。 開始前までは厚い雲に覆われていましたが、デモ行進スタート時には雲の切れ間から日が差し始め、炎天下の中のデモ行進となりました。 当協会イリハム会長が都合により参加できませんでしたが、これまでもお世話になってきた協力団体の方々や、在日のウイグル人、日本人支援者の方々、総勢130人程の方にお集まり頂き、ウイグル人の現状を沿道を歩く方々に訴えることが出来ました。 開始前の常盤橋公園での集会では、中央アジア研究所でウイグル人のトゥール・ムハメット代表、台湾研究フォーラムの永山英樹代表、内モンゴル人民党のケレイド・フビスガルト幹事長、モンゴル自由連盟党のオルホノド・ダイチン幹事長、チベット問題を考える会の小林秀英代表にご挨拶を頂きました。 デモ行進は人通りの多い東京駅前も通り、またデモ行進を見ていた沿道の方々の関心も高かったようでした。 ゴール後の日比谷公園では、荒川区議の小坂英二氏、ジャーナリストの山際澄夫氏にも、ご挨拶を頂きました。 今後も日本ウイグル協会では、粘り強くウイグルにおける民族浄化の実態を告発し、弾圧を繰り返す中国政府に対し抗議の声を上げ続け、多くの方々に訴えて参ります。 参加された皆様におかれましては、重ねて御礼を申し上げます。 |
抗議行動の告知※抗議行動の告知や案内は、こちらのページをご覧ください。 2011年7月2日(土)「7・5ウルムチ虐殺二周年抗議デモ」 |
ウルムチ虐殺事件二周年を迎えるにあたっての声明文2009年7月5日、この日ウルムチで起こった惨劇は、今も全てのウイグル人、そしてウイグル人が置かれている現状に心を寄せる世界の人々にとって忘れる事が出来ない事件である。どれだけのウイグル人が虐殺されたのか、そしてどれだけのウイグル人が拘束されたままでいるのか、あまりにも事件が大きく、その実数を正確に知ることが出来ていない。我々は、ウルムチ虐殺事件から二年を迎えるにあたり、治安部隊による虐殺、その後のウイグル人の逮捕拘禁、さらには、事件の真相をひた隠し、国際社会からの憂慮の声に耳を貸さない中国政府の姿勢に強い怒りと抗議の意思を表明する。
ウルムチ事件以後、中国政府の弾圧の矛先は圧政に耐えかねて中国から逃れたウイグル人にも向いている。2009年12月には、カンボジアにおいて22人のウイグル人が、国連難民弁務官事務所に亡命申請していたにも関わらず、中国に強制送還された。さらに今年6月にも、カザフスタンにおいてエリシディン・イスラエル氏が、スウェーデン政府が亡命先として受け入れを表明していたにも関わらず、中国に強制送還された。これらは中国政府がカンボジア、カザフスタン政府に強く圧力を掛けた結果であることは明白である。 彼ら亡命したウイグル人が中国に強制送還させられ待っているのは、長期に渡る拘禁、もしくは死刑ではないのか。我々はウルムチ事件の際に不当に逮捕された人々と共に、強制送還された人々の、一刻も早い解放を強く要求する。 また、ウルムチ事件が起こった根本的な原因である、ウイグル人の若者の強制移送、厳しい政治的・宗教的抑圧、経済的差別、ウイグル語や文化の制限といった、民族同化政策をすぐに止めるよう、強く求める。 我々は、ウイグル人に対し中国政府が行っている民族浄化政策の全てを、広く白日の下に晒し、中国政府がその全ての罪を受け、ウイグル人の尊厳を取り戻す日が来るまで訴えを続けていく。これは、我々が未来において、我々が守るべき全てのものを、子や孫に繋ぐ為に絶対に成し遂げられなければならないことである。 平成23年7月2日
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