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2010年2月7日(日)第二回グルジャ事件追悼行事

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2010年2月7日(日)第二回グルジャ事件追悼行事の報告

第二回グルジャ事件追悼行事
−グルジャ事件とウルムチ事件について考える−



第二回グルジャ事件追悼行事

日本ウイグル協会としては2回目となる、グルジャ事件追悼の行事を行いました。
最初にグルジャ事件および2009年のウルムチ事件の犠牲者のために1分間の黙祷を行いました。
その後当協会イリハムより、グルジャ事件とウルムチ事件についての簡単な解説と、今回の記念行事を行う意義とが説明されました。
その後今回の行事のメインとなる岡崎氏よりの記念講演が行われました。中国・ウイグルの旅行体験談が中心であり、ご自身の研究テーマとなる仏教遺跡と、歴代中国王朝の話などが盛り込まれていました。特にカシュガル近郊の断崖にある「三仙洞」の調査のエピソードなど、興味深い話を聞くことができました。
度々東トルキスタンに訪れておられるので、ウイグル人やカザフ人の生活の様子なども語っていただきました。
氏自身は保守的な方であり、現在の中国共産党政権は選挙もない独裁体制の「紅王朝」であると批判されていました。
グルジャ事件後すぐにウイグルに入られ、ウルムチで起きたバス爆破事件を目撃され、またグルジャでさまざまな立場の人から聞かれた話も語っていただきました。
記念講演の後は質疑応答となり、参加者の方々から鋭い質問が積極的にあがっておりました。 普段行っている勉強会などとはまた違ったお話を伺うことができ、良い講演会になったと思います。
ありがとうございました。

2010年2月7日(日)第二回グルジャ事件追悼行事のお知らせ


第二回グルジャ事件追悼行事
−グルジャ事件とウルムチ事件について考える−


2010年2月7日(日) 開場:18:45 開始:19:00
大田区産業プラザPIO



第二回グルジャ事件追悼行事 第二回グルジャ事件追悼行事
チラシ表面/裏面


ウイグル人にとって忘れられない日が2つあります。
1997年2月5日と2009年7月5日です。
1997年2月5日に東トルキスタンのグルジャ市において不当逮捕に抗議するデモがありました。無実の罪で逮捕されたウイグル青年の釈放を要求し2月5日から1000 人ほどの民衆が参加しました。 このデモ隊に対して公安警察、武装警察は過酷な弾圧を加え、多くのデモ参加者を逮捕し、一箇所に集めました。そして厳冬の最中、気温マイナス20 度の状況で彼らに対して放水し、多くのウイグル人を凍死させました。
その後も不当逮捕は続き、多くのウイグル人が拘束され亡くなっていったのです。

しかし、昨年はグルジャ事件を上回る悲惨な事件が起きてしまいました。
2009年6月26日、中国広東省でウイグル人労働者を漢人が襲撃虐殺する事件が起きました。
その事件を受けて7月5日、東トルキスタンのウルムチでも事件の解決を願いウイグル人による平和的な抗議デモが行われました。しかし無差別発砲により多くのウイグル人を射殺し、装甲車でひき殺すなど武力鎮圧でウイグル人が殺害、逮捕されました。
中国政府の発表では192人の死者となっていますが実際には数千人の犠牲者がでていると見られます。

本集会では2つの事件について考えて行きたいと思います。講師にはグルジャ事件直後に現地調査をされた岡崎渓子先生をお招きしました。当時の新聞報道では見られなかった、生の情報を講演して頂きます。皆様のご参加宜しくお願いします。


「第二回グルジャ事件追悼行事 −グルジャ事件とウルムチ事件について考える−」

【場所】
東京都大田区南蒲田1丁目20-20 大田区産業プラザPIO D会議室
アクセス:京急蒲田駅東口 徒歩3分 、 JR蒲田駅東口  徒歩13分

【日時】
平成22年2月7日(日) 開場:18:45 開始:19:00

【資料代】1000円

【講演】岡崎 渓子氏(東洋史研究家)

【主催】日本ウイグル協会 / 世界ウイグル会議日本全権代表 イリハム・マハムティ


Mail: info@uyghur-j.or.jp
URL: http://uyghur-j.org

◆岡崎渓子氏について
静岡県在住の東洋史研究家。「永遠の不良少女」
1997年グルジャ事件の直後に現地で聞き取り調査を行う。グルジャ事件と、その直後に起きたウルムチバス爆破事件との調査結果記事がSAPIOに掲載された。
この聞き取り調査の内容は、カシュガル郊外の三仙洞の調査結果をまとめた「三仙洞探検記」(文芸社)にも詳しく書かれている。
※ちなみに、この三仙洞仏教遺跡は危険な場所にあるため、それまで調査に挑んだ学者らの報告書には矛盾があった。その謎を解くべく単身現地に赴き、写真入りの詳細な調査結果をまとめたのが「三仙洞探検記」である。
グルジャ事件について

グルジャ事件はマッシュラップの禁止に対する抗議デモから起きました。
マッシュラップとはウイグル人の地域コミュニティで行なわれる集まりです。ある年齢に達してマッシュラップに参加するようになったときに、地域社会への参加も意味することになります。青少年がアルコールや麻薬などに走ってしまうことを防ぐ役割も果たしていました。1997年当時、グルジャ周辺では青年らのマッシュラップの指導者たちがサッカーリーグを組織し、トーナメント戦による試合を行っていました。
しかし、ウイグル人の団結を恐れた公安当局はマッシュラップを禁止し、強制的に解散させ、指導者を不当に逮捕したのです。当局の弾圧に対してウイグル人の若者たち1000人が、1997年の2月5日に抗議のためにデモに参加し、横断幕を掲げ、宗教的なスローガンを叫び行進しました。
公安警察、武装警察はデモ隊に対して発砲し鎮圧しました。そしてデモ参加者の多くをスタジアムに追いやり、厳冬下で零下20度の状況で放水をして多くのウイグル人を凍死させました。当時、拘束者があまりにも多いためイリ地区の留置所はすべて一杯になったといいます。
グルジャ事件の後も、イリ地区では事件に関与した疑いがあるとして数万人が逮捕され、刑務所内での拷問により多くのウイグル人が亡くなりました。
ウルムチ事件について

2009年6月26日、中国広東省でウイグル人労働者を漢人が襲撃虐殺する事件が起きました。その事件を受けて世界中のウイグル人が中国政府に対して抗議デモを行いました。
7月5日、中国ウイグル地域のウルムチでもウイグル人による抗議デモが行われましたが、中国政府によって武力鎮圧され多くのウイグル人が殺害、逮捕されました。
現在ウイグル地域各地に抗議行動は飛び火し、それに対抗する漢人によるウイグル人虐殺が頻発していますが、中国政府は有効な対策を取らず漢人の暴徒を野放しにしています。
そして電話やインターネットを遮断し、ウイグル地域で今何が起こっているのか、正確な情報が洩れないようにしています。代わりに中国政府による公式 の情報を内外に発信し、このウイグル人の「暴動」によって、漢人が被害にあっているとことさらに強調し、民族間の対立を煽る結果になっています。
今回の事件の根底には、ウイグル人を中国人として同化しようとする中国政府の企みあります。多くのウイグル人がウイグル地域から中国本土に強制移送 され、逆にたくさんの漢人がウイグル地域に移住しています。6月26日に広東省で虐殺されたウイグル人労働者は、強制的に移送させられたウイグル人の若者 です。また若いウイグル人女性も強制移送させられており、ウイグル人同士の結婚が阻害されています。
チベットや南モンゴルで起きている問題も同様であり、このまま中国政府による「少数民族」を抑圧する政策を続けさせるならば、アジアに自由はありません。
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