独立記念行事 ロバーツ氏講演会 空想のテロリズム

 2011年11月12日独立記念行事 ロバーツ氏講演会 空想のテロリズム

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1933年と1944年の11月12日に、二つの東トルキスタン共和国は独立宣言をしました。この二つの東トルキスタン共和国はどちらも短命で終わりましたが、中国の圧政下にあるウイグル人にとっては、今でも民族の象徴的な存在であり続けています。
現在もウイグル人の中国政府への抗議行動は続いていますが、2001年の911以降、中国はこれら行動を全てイスラムテロリストによるものと断じ、弾圧を正当化しています。そしてその際に良く用いられるのが、東トルキスタンイスラム運動(ETIM)という組織です。
今回の独立記念行事では、長年ウイグルについて研究をされてきたジョージワシントン大学のロバーツ氏をお招きし、テロリストとされた東トルキスタンイスラム運動に象徴される「テロリスト神話」についてお話頂きます。ご参加の程よろしくお願い致します。

独立記念行事 空想のテロリズム 独立記念行事 空想のテロリズム

2011年11月12日独立記念行事 ロバーツ氏講演会 チラシ 表(879KB)
2011年11月12日独立記念行事 ロバーツ氏講演会 チラシ 裏(938KB)

【日時】 2011年11月12日(土)18:15開場 18:45開始
【会場】  国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟4F
(東京都渋谷区代々木神園町3-1)
【演題】 空想のテロリズム : 「ウイグル人テロリストの脅威と東トルキスタンイスラム運動」という神話と事実
【講師】 ショーン・R・ロバーツ氏(ジョージワシントン大学 国際開発学プログラムディレクター、国際関係学専攻準教授)
*講演は英語で、日本語通訳あり。
【参加費】 1500円(日本ウイグル協会会員500円)
*事前申込みは不要です。

【講演内容】
2002年に国連とアメリカ合衆国は、アフガニスタンとパキスタンを中心に活動するウイグル人組織であり、それ程有名ではない、東トルキスタンイスラム運動(ETIM)をテロ組織として認定した。
それ以来、中国政府は、この組織は中華人民共和国の安全を脅かす存在であると訴え続けてきた。しかし、ETIMが中国の内外で高度なテロ攻撃に成功したという証拠はほとんどない。
今回の講演では、犯罪を示す具体的な証拠が存在しないにも関わらず、学識者や自称「テロ専門家」が、いかにしてウイグル人テロリストの物語を作りあげ、維持してきたかを検証する。
更に、入手可能な事実をあげ、東トルキスタンイスラム運動の本当の性質と、中国や世界に対する脅威の程度も検証する。

【講師について】
ショーン・ R・ ロバーツ(文化人類学者)
約20年間に渡り、カザフスタンと中国の国境地域のウイグル人について研究している。ウイグル人に関する多くの論文や書籍を執筆しており、現在はカザフスタンのウイグル人コミュニティーの習慣に関する民族誌を執筆している。
さらに、中央アジアと中国に住むウイグル人の、国境を越えた相互関係をテーマとするドキュメンタリー映画「Wating For Uyghurstan (ウイグルスタンを待っている)」の制作、撮影、編集を行った。
また、ウイグル人によるテロの脅威と東トルキスタンイスラム運動に関して、米国議会で証言もしている。
現在はジョージワシントン大学エリオット校(国際情勢)の、国際開発学プログラムのディレクター及び国際関係学専攻の準教授を務める。南カリフォルニア大学で文化人類学博士号を取得した。

ジョージワシントン大学 ロバーツ氏の紹介

参考:
RFA記事 米下院公聴会、ETIMの「テロ組織」指定を見直す動きも

 

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