「ウイグル運動の過去と未来」 講演会 報告
- 2011/6/20
- 活動報告
日本ウイグル協会講演「ウイグル運動の過去と未来」世界ウイグル会議事務総長 ドルクン・エイサ ~活動報告
9月26日、国立オリンピック記念青少年センター、センター棟102号室にて、来日中のドルクン・エイサ世界ウイグル会議事務総長を迎え、「ウイグル運動の過去と未来」と題し、講演会を開催致しました。
講演では、中国共産党支配から今日に至るまでのウイグル運動の歴史、さらにその流れの中で世界ウイグル会議が発足された経緯、現在の非暴力的な活動の方針についての解説がありました。又、日本におけるのウイグル支援の重要性についての流れから、「日本が我々を見捨てても、我々は日本を見限る事は無い。」と言う発言もあり、一種悲壮な印象もありました。
日本においてウイグルの現状を広く訴える活動を行っている当協会のメンバーにとっても、改めて責任と使命感を再認識する機会となったこともご報告させて頂きます。
集会に参加・協力くださった皆様、お話頂いた登壇者の諸先生方、ありがとうございました。
講演会の告知
※講演会の告知は、こちらのページをご覧ください。
日本ウイグル協会講演「ウイグル運動の過去と未来」世界ウイグル会議事務総長 ドルクン・エイサ
ドルクン・エイサWUC事務総長メッセージ
日本ウイグル協会は、2008年に立ちあがりましたが、私はそのひと月前に、準備委員会の設立の為に来日をしました。1カ月の準備を経て、6月15日にセイット副総裁が来日、日本ウイグル協会の正式な発足へとつながります。
今回の来日で、日本ウイグル協会は、世界ウイグル会議傘下で最も若い組織でありながら、この2年間で、基盤のしっかりした組織的活動を行うことのできる組織に成長した事を確認致しました。
世界ウイグル会議の活動の重要な目的の一つに、世界各国の人々に、私たちの事を理解して頂き、応援して頂くと言う事があります。
日本ウイグル協会の中で、ウイグルの問題に、自分たちの問題である様に取り組んでいる日本人たちの姿を見て、日本では、この2年間という短い時間で、前述の目的を推進しつつあるのを実感しました。
現在、チベットの問題では、世界的な基盤の上で、大きな活動が行われておりますが、私たちの活動は、まだそこまで至っていません。
私が世界の色々な国を訪れたなかで、ここ日本は、皆さんのお陰で、もっともウイグル運動の盛んな地域の一つである事を確認しました。
また、皆さんの努力で、運動が日本全国へと広まってゆくものである事も確信致しました。
シルクロード文化は、日本とウイグルが、かつて一緒に関わって作り上げられてきた文化という側面もあり、私たちの言語・文化には色々なつながりがあります。
このつながりも、日本でのウイグル運動を一層盛んにしてゆくきっかけの一つになると信じています。
最後に、今後も皆様のさらなるご協力を頂き、多くの日本の皆様が、この運動に集まって頂けます様お願いを申しあげます。
皆様のご協力に心から感謝致します。
世界ウイグル会議事務総長 ドルクン・エイサ(談)
世界ウイグル会議事務総長 ドルクン エイサ氏 | 日本ウイグル協会会長 イリハム マハムティ |
チベット文化研究所所長・横浜桐蔭大学教授 ペマ ギャルポ氏 | ノンフィクション作家・拓殖大学客員教授 関岡 英之氏 | 東京都議会議員 吉田 康一郎氏 |