「中国政府によるウイグル人虐殺抗議デモ」
- 2009/7/8
- 活動報告
※デモの様子は活動の紹介ページをご覧ください。 7月12日「中国政府によるウイグル人虐殺抗議デモ」 日本ウイグル協会の活動の紹介 |
「中国政府によるウイグル人虐殺抗議デモ」 2009年7月12日(日)15時 東京都渋谷区 宮下公園[当日の予定] 渋谷駅前街宣(13時30分頃から14時30分まで。) 中国大使館前抗議(13時頃から。麻布税務署前集合。) ※大使館前での抗議は14時で終了し渋谷宮下公園に移動します。 宮下公園集会とデモ行進(15時集合。15時30分集会。16時15分デモ行進の予定。) [インターネット中継] [当日お手伝いいただける方へ] |
「中国政府によるウイグル人虐殺抗議デモ」 2009年6月26日、中国広東省でウイグル人労働者を漢人が襲撃虐殺する事件が起きました。その事件を受けて世界中のウイグル人が中国政府に対して抗議デモを行いました。7月5日、中国ウイグル地域のウルムチでもウイグル人による抗議デモが行われましたが、中国政府によって武力鎮圧され多くのウイグル人が殺害、逮捕されました。
現在ウイグル地域各地に抗議行動は飛び火し、それに対抗する漢人によるウイグル人虐殺が頻発していますが、中国政府は有効な対策を取らず漢人の暴徒を野放しにしています。 そして電話やインターネットを遮断し、ウイグル地域で今何が起こっているのか、正確な情報が洩れないようにしています。代わりに中国政府による公式の情報を内外に発信し、このウイグル人の「暴動」によって、漢人が被害にあっているとことさらに強調し、民族間の対立を煽る結果になっています。 今回の事件の根底には、ウイグル人を中国人として同化しようとする中国政府の企みあります。多くのウイグル人がウイグル地域から中国本土に強制移送され、逆にたくさんの漢人がウイグル地域に移住しています。6月26日に広東省で虐殺されたウイグル人労働者は、強制的に移送させられたウイグル人の若者です。また若いウイグル人女性も強制移送させられており、ウイグル人同士の結婚が阻害されています。 チベットや南モンゴルで起きている問題も同様であり、このまま中国政府による「少数民族」を抑圧する政策を続けさせるならば、アジアに自由はありません。 |
デモの案内 [集合場所] 宮下公園(東京都渋谷区神宮前6丁目) [日時] [コース予定] ・東トルキスタンの旗をイメージした水色の服やタオルなどを身に着けての参加を歓迎します。 [禁止事項] [主催] |
告知用チラシインターネットを利用していない方に告知するために作成しました。ご自由にお使いください。
中国政府によるウイグル人虐殺抗議デモ・表(951KB) 中国政府によるウイグル人虐殺抗議デモ・裏(866KB) |
プラカード 自作プラカードでの参加を歓迎します!
用紙サイズに合わせた東トルキスタンの旗です。 東トルキスタンに自由を!(10KB) STOP GENOCIDE 中国は虐殺をやめろ!!ウイグルに人権を!(20KB) ウイグルに自由を!(699KB) ウイグルに平和を!ラビア・カーディル(509KB) |
当協会代表イリハム・マハムティより皆様へ
「今ウイグルで、7月5日から起きたことはみなさんご存知だとおもいます。 昨日から我が民族、ウイグル人が歴史の中でもっとも危険な時期に向かっています。 昨日から中国人が集団的に、ウイグル人を動物を捕るように虐殺をしています。 これに対して中国政府は、世界に対して何も発信しないだけではなく、外から中の人間からの情報も取れなくなってしまいました。 このことに対し私たちは、7月12日午後3時から6時まで、渋谷区宮下公園で「中国政府によるウイグル人虐殺抗議デモ」を行う予定です。どうかみなさん、我々の行動を応援することをよろしくお願いいたします。みなさんのご参加を心からお待ちしております。 」 世界ウイグル会議 日本全権代表 |
世界ウイグル会議「東トルキスタンで発生した虐殺事件に関する声明」 中国共産党政府がウイグル人に対して行ってきた民族的差別や抑圧、そして同化政策などの結果、ウイグル地区から沿岸部の広東省のおもちゃ工場に強制移送されてきたウイグル人たちは同工場の漢民族従業員たちにより虐殺される事件が発生した。この事件で60名近くのウイグル人が殺され、100名を超えるウイグル人が重傷などを負った。
そして今日7月5日、広東省で発生した悲惨な虐殺事件、そして長く続いてきたウイグル人に対する民族的虐殺に抗議するため、ウイグル民族がウルムチの中心地4か所に集まり計1万人が参加し、平和的なデモで自らの不満を表した。しかしこのデモは多数の警察、軍や車両の出動で武力的鎮圧を受けた。
世界ウイグル会議が直接現地から入手した情報によると、この武力鎮圧で死亡した人は100人を超え、多数が負傷した。この中で幼い子供や女性もいた。
酷いのは、ウルムチの人民広場、南門、ラビヤ・カーディルデパートの前、延安路、陶器工場前などのいずれのデモ場所も一律悲惨な虐殺を受けた。軍の車両下で踏み殺された。軍・警察の銃で殺された。暴力で殺された・・・・・
我々の把握した情報では、すでに逮捕された人は1500人を超える。全ウイグル地区ですでに軍事態勢が敷かれている。一方、ウイグルのアクス県でも7月5日の夜からデモが始まっていることが分かった。カシュガルで起こっているデモについてはまだはっきりとした情報を入手していない。
世界ウイグル会議としては、全世界の民主主義国家や国民、人権団体などがこの事件に緊急な対応を取り、ウイグルで中国軍や警察などに虐殺されているウイグル民族を助けるよう促す。国連やNATOなどが関与し、検察団を派遣し、平和秩序を守り、冷静に対応し、今でも虐殺が続いているウイグル民族を一刻も早く鎮圧軍から守るよう呼び掛ける。 2009年7月6日 ※翻訳 イリハム・マハムティ |
日本ウイグル協会とは 在日ウイグル人によって2008年6月に設立された団体です。世界ウイグル会議の傘下組織として、日本での東トルキスタン民族運動とウイグル地域の人権問題への理解を広めるために活動しています。世界ウイグル会議とは 東トルキスタン運動を統一させるために世界各国にあるウイグル人組織によって結成された、国際社会で唯一合法の最高指導機関。総裁のラビア・カーディルは中国では有名なウイグル人実業家でしたが、弾圧されるウイグル人の人権を訴えたために1998年中国政府に逮捕され、アメリカ政府と人権団体の働きかけで2005年に釈放。アメリカに亡命しました。人権活動家として2006年ノーベル平和賞の受賞候補の1人に選ばれ、ウイグル人からは「ウイグルの母」と呼ばれている人物です。中国政府が世界に伝えるウイグル人への偏見 ウイグル人はイスラム教を信仰しています。同時多発テロ事件をきっかけに、中国政府はアメリカの対テロ戦争をウイグル人への弾圧に利用してきました。中国政府は、ウイグル人はイスラム教徒だから過激なテロリストであるというプロバガンダを世界に伝え、ウイグル人の自由を求める訴えを妨害しています。 |